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■財務基盤

先月末の現預金残高、通常月の経常収支(借入等を除外した営業上の現預金の増減)、粗利率を即答できますか?


No!

会計担当者が知っていれば良い数字のレベルではありません。経営者として最低限知っているべき数字です。

月末5営業日以内に、売上・粗利益が報告されていますか?更に、製品別、顧客別など会社にとって重要な切り口で、売上、粗利益について会計担当者が3時間以内の作業で報告書をまとめることが可能ですか?


No!

経営の施策が正解だったか間違えだったかを教えてくれるのは数字です。月半ばに答えがでるのでは、月前半を暗闇の中で過ごすようなものです。

経常収支がマイナスの場合、1年分の現預金を持っていますか?(または借入・増資の計画は既に始めていますか?)


No!

残存現預金が1年分を切ると、経営は「しんどく」なってきます。ゆとりをもった資金計画を立てましょう。

運転資金と投資資金について区別をしていますか?投資資金の借入は長期でおこなっていますか?


No!

「お金に色はない」というものの、資金使途から言えば「ある」のです。調達リスクを減らすためにも、しっかりとした資金使途管理をする必要があります。

自社の資産が内包するリスク(売掛債権等)、ビジネス上簿外となっているリスク(違約金・事故等)に対して、保険や内部留保による備えをしていますか?


No!

自社がビジネス上に保有するリスクを十分に認識し、保険と内部留保を使うことで「いざ」という時の備えもして下さい。

 

 

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