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■ ケース3
権限の話です。
大企業で働いた方なら誰でも分かりきったことかもしれませんが、 整理されていない会社は多いものです。
その理由は重要度が低いことと構築・運用にかかる手間=コストにあるようです。
成長過程ではいずれ必要になります。
構築・運用のコストが安ければ導入コストが安く抑えられる、初期段階で導入することは合理的です。
物事を決める際には起案と決定の2段階が必ず必要で、起案と決定のそれぞれに 「何に対して」「誰が」「どのように」「いつ」「何を用いて」 という要素があります。
「何に対して」「誰が」というのは、分課分掌(組織の縦割)と階層(組織の横割)に関係し、 「どのように」「いつ」「何を用いて」というのは、業務フローに関係しています。
構築・運用のコストを抑えるには、ポイントがあります。ひとつは、 「何に対して」「誰が」 というのをシンプルで分かりやすくすることです。現場に近いほどスピードと専門性が満たされますが、大局観を失います。このトレードオフは御社の事業特性に最適なレベルで調整する必要があります。ふたつ目は、 「いつ」「何を用いて」 というのを汎用性の高い安価な 「IT」 を利用し、会計システムとの連携をとることです。
「○○部から派遣社員採用の申請がきているぞ。何だ!この人選の基準は!こんな基準で選んだ奴はすぐ辞めちゃうぞ! 一方、××部の方はうまくいっているな。××部から以前届いた申請書をみてみよう。・・・なるほど・・・。今回の申請は否決! ○○部に××部からきた申請書をコピーで落として、もう一度考え直してもらおう。」
意思決定はもっともノウハウが集積される場所の一つです。貴社にとってナレッジが大切ならば、決裁権限関連の整備は重要事項かもしれません。